和の匠座「くらしの旬」8月が公開されました。
2022.08.28
夜の森から海の底まで。和の匠座 くらしの旬
2004年より、「和くらし・くらぶ」は新しい時代に日本の文化を守り育てるため、
伝統工芸に携わる作り手と、暮らしを楽しむ使い手との橋渡し役としての役割を果たしてきました。
さらに最近はアンケート調査を実施し、コロナ禍の活動状況に職人がどんな支援を必要としているか知り、
作り手たちのホームページ作成に助力、各企業からの要請に応える企画提案、伝統工芸に関する執筆、
オンラインによる対談・講座などを企画・運営しています。
さまざまな視点から、地球を守り、人間を守る豊かな社会の価値観を作り出そうとしています。
和くらし・くらぶ 一同
外出時には着物を愛用しています。着物と帯の取り合わせ、織と染の素材の違い、小物の使い方など、洋服の時とは違ったおしゃれを楽しむことができ、新しい視点が広がりました。鑑賞したときと着心地との違いに驚くこともあり、実際に着用することで、作り手の苦労や思いに気づかされます。
地方新聞社へ家庭欄の記事を配信する家庭通信社の代表を務めた。長年、各地の女性職人たちへの取材を続けるかたわら、日本文化を再確認し、より楽しむための活動を主宰し、講座、展示会などの企画を行っている。著書に『伝統工芸を継ぐ女たち』(学藝書林)、『伝統工芸を継ぐ男たち』(論創社)『家庭通信社と戦後五十年史』(論創社) 『生き路びきー自分らしい生き方を探す』(家庭通信社編・博文館新社発行)
人生の最後に食したいものは?とことん着尽くすとしたらどんな衣服?無人島に1冊だけ携えていくとしたら・・・衣食住の究極の選択に思いを馳せてみませんか?和洋さまざまな生活用具に囲まれた現代の暮らしの豊かさを、用の美、遊び心、一器多用、一点豪華主義、清貧、などなどキーワードとともに、味わってみましょう。
中学校教諭を経て、伝統染織を学び、1985年より一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会に勤務。2019年の退職を機に、「和くらし・くらぶ」の一員として、伝統工芸職人の応援活動に従事。
伝統工芸の職場でいただいた陶器の湯呑み。外側は濁った緑色。内側は土色。厚みがありダサイと思いつつ、気が付くと10年。濁った緑はつやつやと輝き、内側には自然な光沢が生まれ、器の厚みがお茶の熱さをぬくもりに感じさせてくれる親友となっていました。しかし、ある日パかっと二つに割れて土に帰っていったのです。
大学秘書を経て、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会に勤務。2019年の退職を機に、「和くらし・くらぶ」の一員として、伝統工芸職人の応援活動に従事。
「この器はなぜこんなに高価なの?」とお客様に言われ、用途、材料、産地のあれこれ、作り手の経歴など、商品の背景を伝えたところ、「よくわかった。」と嬉しそうに購入を決められました。“作り手”と“使い手を”繋ぐ人“として、至福の瞬間でした。
百貨店勤務の間に、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会に出向し青山スクエアの館長を4年間勤めた。2021年百貨店退社を機に「和くらし・くらぶ」の一員として活動に本格参加。
厳しい職人の世界に飛び込んだ女性たち。つらい修業も力仕事もいとわない。自分なりの工夫をこらし、独自の表現も追求する、女性職人36人の潔い生き方。
「女性伝統工芸士展」は、女性の作り手ならではの感性によって制作された作品を展覧することにより、女性の立場から伝統的工芸品を愛するという日本の生活文化が、健全に次代に引き継がれ進展していくことを願って開催するものです。
南部鉄器の釜師と弦師になったきっかけや、仕事で悩みや苦労を聞き出して、左記の本にまとめた。